散り急ぐ無数の花弁は まるで雪のように降り積もる

私が流せぬ涙の代わりに
あなたの亡骸が 早く暖かな土に還るように

愛しい姿が朽ちていく様が 記憶に悲しく残らぬように

柔らかく包んであげよう
あなたの魂はきっと美しい世界へ行ける

私は 同じ場所には行けないだろう

寂しくはない

血肉は私の一部となり 共に生きていけるのだから
来年は いっそう赤く色づいた花が咲くだろう

そうぼんやりと思った時

あなたが少し微笑んだ気がした








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